加水分解ケラチンの特徴と安全性

こちらのページではシャンプーなどに含まれる成分の加水分解ケラチンについてお伝えします。

加水分解ケラチンの基本情報

成分の特徴

加水分解ケラチンは主に羊毛のケラチンタンパク質を加水分解してできる成分。水鳥の羽毛やカシミヤヤギのケラチンタンパク質を使用する場合もあり、表記も加水分解ケラチン（羽毛）や加水分解ケラチン（カシミヤヤギ）と書かれている場合もあります。

ケラチンの主成分となるアミノ酸はシスチンが特に多く含まれていて、ロイシンやアルギニン酸、グルタミン酸も多いです。

同じようにケラチンタンパク質からできている毛髪との親和性が高く、損傷部に浸透したり表面を保護したりします。また、水分を保持することで頭皮のケアも。

また、低分子のものと高分子のものがあり、高分子のものが毛髪内部に入ると効果が持続しやすいと言われています。

加水分解ケラチンの安全性

加水分解ケラチンは皮膚刺激性もほとんどなく、アレルギー性もほとんどない安全性の高い成分です。

原料が羊毛ということで稀にアレルギーでかゆみや炎症を起こす可能性があります。羊毛（原料が羽毛の場合は羽毛、カシミヤヤギの場合はカシミヤヤギ）のアレルギーを持っている人はパッチテストしてから使うようにしましょう。