メントールの特徴と安全性

こちらのページではシャンプーなどに含まれる成分のメントールについてお伝えします。

メントールの基本情報

成分名 メントール
英名 menthol
別名 l-メントール
dl-メントール
役割 冷感作用

成分の特徴

メントールはシソ科のニホンハッカやペパーミントに多く含まれる成分で、化学合成によっても作られます。医薬部外品では植物から抽出されたものをl-メントール、合成に作られたものをdl-メントールと分けて呼びますが、化粧品などに含まれる場合はメントールとして表記されることが多いです。

ちなみに、化学合成によって作られたdl-メントールを配合した商品が多く、シソ科の植物由来を強調していなければ化学合成で作ったものだと考えるといいでしょう。

また、成分の役割は冷感作用。清涼感を得られるため、炭酸シャンプーや育毛シャンプー、歯磨き粉、夏用化粧品などに配合されます。

冷感作用で配合されることが多いですが、引き締め作用や抗菌作用の目的で配合される場合もあり。

ちなみに、冷たい感覚を引き起こす感覚器を刺激することによって冷たいという感覚が生じるのであって実際に温度が下がっているわけではありません

また、メントールには配合上限があり、シャンプーやリンスなら100g中2g、育毛剤や薬用はみがき類なら100g中1gまでと決まっています。

メントールの安全性

メントールは使用される量が多すぎると刺激性がありますが、上限もあるので皮膚への刺激性も高くない配合になっています。

また、アレルギーを引き起こす場合も稀にある成分ですが、低濃度の場合はその心配もほとんどありません。シソ科の植物にアレルギーを持っている方やメントールの入った商品に嫌悪感を感じる人はパッチテストをしてから使うようにするといいでしょう。

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