フェノキシエタノールの特徴と安全性

こちらのページでは化粧品などに含まれる成分のフェノキシエタノールについてお伝えします。

フェノキシエタノールの基本情報

成分名 フェノキシエタノール
英名 Phenoxyethanol
別名
役割 防腐剤

成分の特徴

フェノキシエタノールはアルカリ溶液中でフェノールに酸化エチレンを付加して合成された芳香族アルコール。名称にエタノールとつきますが、酩酊成分のエタノールとは別物で、アルコールフリーと記載された製品にも使えます。

天然では玉露の揮発成分や綿花地帯の近辺に見出される空中浮遊物質に含まれる成分。

化粧品には抗菌・防腐剤として配合されます。パラベンフリーの製品にはよく使われる成分です。

また、化粧品基準のポジティブリストに収載されている成分で、100gの化粧品に1.0gまでの配合と決められています。これはパラベンと同量の制限なので、特に刺激が弱い成分ともいえないでしょう。

ちなみに、パラベンと組み合わせると防腐効果を高めるため、パラベンとフェノキシエタノールの両方が配合された製品もあります。

フェノキシエタノールの安全性

フェノキシエタノールは使用量に制限があり、低濃度ならば皮膚刺激性やアレルギー性もほとんどありません。安全性の高い成分です。

ただし、稀に肌に合わない人がいるのでパッチテストはしたほうがいいでしょう。

パラベンフリーの製品が流行っていますが、防腐効果が高いのはパラベンです。配合量が少なくてすむパラベンよりもフェノキシエタノールの方が合わない可能性があります。

おすすめの記事