ワセリンの特徴と安全性

こちらのページでは乳液やハンドケア、ベビーオイルなどに含まれる成分のワセリンについてお伝えします。

ワセリンの基本情報

成分の特徴

ワセリンは石油から結晶成分を取り出して精製して得られる石油系飽和炭化水素の混合物。脱色する前は黄色ですが、化粧品で使われる場合は白色のものを使うことがほとんどです。

皮膚の保護や表皮水分蒸散抑制（肌からの水分蒸発を防ぐ働き）によるエモリメント作用が優れた成分。

反面、油性感が強く、配合量の多いものはベタつくという欠点があります。その粘性を利用し、感触改良で配合される場合もあり。

ワセリンの安全性

ワセリンは皮膚刺激性やアレルギーがほとんどなく、安全性の高い成分です。塗り薬などのベース（基材）としても使われますし、ベビーオイルにも使われます。

ただし、皮膚炎の箇所には刺激のある場合があり、脂漏性皮膚炎を有する場合は使用非推奨。