コカミドDEAの特徴と安全性

こちらのページではシャンプーやボディーソープなどに含まれる成分のコカミドDEAについてお伝えします。

コカミドDEAの基本情報

成分名 コカミドDEA
英名 Cocamide DEA
別名 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド
役割 起泡剤・増粘

成分の特徴

コカミドDEAはヤシ油の脂肪酸とジエタノールアミンが縮合してできる成分で、非イオン界面活性剤。

界面活性剤ですが、洗浄力はほとんどありません。泡質向上や起泡剤、増粘剤として他の界面活性剤の補助で配合されることがほとんどです。

配合量が多すぎると髪の質感低下(ゴワつき)につながります。成分表で前の方に書かれている場合は、髪の質感低下を感じる場合があり、長期の使用はしないほうがいいでしょう。

また、コカミドMEAという成分もありますが、コカミドDEAと同じ用途で配合されます。

コカミドDEAの安全性

コカミドDEAは皮膚刺激性やアレルギー性がほとんどなく、安全性の高い成分です。皮膚感作性が少しあるため、美容師や理容師のように毎日暴露される職業の人は注意が必要。

安全性でいうとコカミドMEAの方が高いです。

また、発がん性が疑われる成分として話題になったことがありますが、アメリカの化粧品成分審査委員会でも現在の使用状況で安全という結論が出ています。市販品でもコカミドDEAが配合されている商品は少なくありません。

ちなみに、発がん性が疑われる成分とされたプロポジション65のリストではコーヒーも発がん性が疑われる成分としてコカミドDEAと同じ区分のグループ2Bです。少しでも疑いがあるものはやめておきたいという人はコカミドDEAだけでなく、コーヒーもやめる必要があるといえます。

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