メチルパラベンの特徴や安全性

こちらのページではシャンプーや化粧品、食品などに含まれる成分のメチルパラベンについてお伝えします。

メチルパラベンの基本情報

成分名 メチルパラベン
英名 Methyl 4-hydroxybenzoate
別名 パラオキシ安息香酸メチル
役割 防腐剤

成分の特徴

メチルパラベンは安息香酸エステルのパラ位にフェノール性ヒドロキシ基を持つパラオキシ安息香酸のメチルエステル。

パラベンと呼ばれる防腐剤の一種で、他にベンジルパラベン、ブチルパラベン、プロピルパラベン、エチルパラベンがあります。

メチルパラベンはパラベンの中では作用が最も弱いです。防腐性と安定性が高いので最もよく使われ、化粧品だけでなく食品にも使われています。

また、パラベンは単体ではなく、複数配合することで効果が高まるため、複数配合されることもあり。最大配合量は1%までと決まっています。

ちなみに、高温多湿の環境下におかれるシャンプーには防腐剤は必須。パラベンが肌に合わない場合があり、その場合は避ける必要がありますが、ノンパラベンを必ずしも選んだ方がいいわけではないことは頭に入れておいた方がいいでしょう。

メチルパラベンの安全性

メチルパラベンは旧表示指定成分で、使う人によっては肌トラブルを起こす成分です。毒性はないものの人によっては合わない場合があります。

また、パラベンの代わりに防腐剤としてよく使われるのがフェノキシエタノール。肌への刺激性でいうとフェノキシエタノールの方が強く、こちらが肌に合わない人もいます。ノンパラベンやパラベンフリーが誰にでもいいというわけではないので注意しましょう。

ちなみに、パラベンは弱いエストロゲン様作用があり、ホルモンバランスを崩すとも言われています。でも、シャンプーのように洗い流す製品の場合は気にしなくてもいいでしょう。食品などに添加されている場合でも5~72時間以内に尿中に排泄されます。

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