こちらのページではシャンプーなどに含まれる成分の尿素についてお伝えします。
尿素の基本情報
成分名 | 尿素 |
英名 | urea |
別名 | ─ |
役割 | 保湿剤 |
成分の特徴
尿素は角質層に含まれる天然保湿因子(NMF)の構成成分のひとつ。尿素と名前のついているとおり、尿から発見された成分で、尿以外にも血液や体液、皮膚の角質層に含まれています。
ちなみに、商品に含まれる尿素は化学的に合成したものです。無機化合物から初めて合成された有機化合物として有機化合物史上では重要な物質でもあります。
また、保湿と肌の柔軟性の向上に効果があり、髪にも頭皮にもいい成分です。
濃度が高すぎる場合、ピリピリとした刺激があるのでそこは注意が必要。他にも、健康な肌の人が乱用した場合、肌のバリア機能が低下してしまうことがあるので、長期間使うことも好ましくないです。
尿素の安全性
尿素は毒性がなく、皮膚刺激性やアレルギー性もほとんどない安全性の高い成分。自分たちの体を構成している成分でもあるので、安全性は心配しなくていいでしょう。
また、シャンプーなどの洗い流す商品の場合はあまり気にしなくていいですが、ハンドクリームのような商品の場合は濃度や使う期間には気をつけた方がいいでしょう。