ポリクオタニウムの特徴や安全性

こちらのページではシャンプーなどに含まれる成分のポリクオタニウムについてお伝えします。

ポリクオタニウムの基本情報

成分名 ポリクオタニウム
英名 Polyquaternium
別名 ポリクオタニウム-1~-113でそれぞれ別名あり
リピジュア(-51や-61、-64、-65)
役割 帯電防止

成分の特徴

ポリクオタニウムは-1~-113まであり、原料はそれぞれ違います。共通していることは陽イオン(カチオン)界面活性剤だということです。

また、役割で共通しているのは帯電防止。他に、-7なら泡質改善、-51や-61のようにリピジュアと呼ばれるものはヒアルロン酸を超える保湿剤としての役割があります。

最も多く使われているのは-51で、-10や-61、-7が使われている商品も多いです。代表的なそれら4つがどのような原料で作られているかは下の表を参考にしてください。

-51:2-メタクロイルオキシエチルホスホリルコリンとメタクリル酸ブチルを8:2で重合した水溶性重合体
-10:ヒドロキシエチルセルロースにグリシジルトリメチルアンモニウムクロリドを付加して得られる重合体
-61:2-メタクロイルオキシエチルホスホリルコリンとメタクリル酸ステアリルを重合した疎水性重合体
-7:ジアリルジメチルアンモニウムクロリドとアクリル酸アミドを重合して得られる重合体

ポリクオタニウムの安全性

ポリクオタニウムは-1~-113のどれも毒性はなく、皮膚への刺激やアレルギー性もほとんどない安全性の高い成分です。特に、-51や-61のようにリピジュアと呼ばれるものは元々医療用に開発され、血管の内部にも使用される素材。

-64や-65はヘアケア商品に使われ、ダメージヘアへの保湿や指通りの改善などの役割があります。

ノンカチオンという表記がされた商品があるように、陽イオン(カチオン)界面活性剤ということで嫌われがち。

旧表示指定成分に指定されていたセトリモニウムブロミドやベヘントリモニウムクロリドなどは刺激があるので避けたい(敏感肌の人は特に避けたい)ですが、ポリクオタニウムはそこまで避けなくてもいいでしょう。

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